十二夜

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買い出しの品を持って、店の戸の鍵を開けて戸を開けようとしたら。 ぐにゅ。 ・・・・・・ 手をかけるところに、噛んだガムが張り付けてあった。 近所のガキのいたずらか? 客が来る前に、きちんと綺麗にしておこう。 店に入ると、買ってきたものを冷子さんの中に収めた。 それから、今日もピカピカにしておいてくれた、人見知りの妖精のために、牛乳を用意する。 先日低温殺菌牛乳が好きだってわかったから、それ以来統一している。 「今日もありがとうな。」 感謝とともに、牛乳入りのお猪口を厨房の端に置いた。
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