十二夜

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声をかけると、妖精は俺から離れて店の中に。 それについて入っていった俺は、もう本日最悪かつ致命的なものを見た。 赤ワインが! ミハイさん用に用意しておいた赤ワインのボトル3本が! 何故か唯一午後の一時だけ直射日光を浴びる小窓の枠の上に! 慌てて取り込んだが・・・もうだめだ。 いくら常温がいいと言われている赤ワインも、直射日光を浴びてこんなに温まっていたら・・・ 何故こんなところにワインのボトルが置いてあるんだ!? 閉店後にこの店にいるのは、妖精だけだけど・・・ 今日もピカピカに綺麗にしてくれていたし、絶対にありえない。 俺を困らせることをするはずがない。
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