十三夜

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いつものように早朝店を閉じて、裏口から自宅に戻った。 シャワーを浴び、洗濯機を回しながら、早いんだか遅いんだかの朝食を軽く食べる。 まあ、店の残り物なんだが、食べながら新しいメニューなんかを考えてみる。 朝食の時間だけ、俺はテレビをつける。 今は朝の5時過ぎともなると、ニュースだけじゃなく様々な情報番組もやっているんだな。 有名店を紹介したり、流行っている食べ物を紹介したり。 なかには、スタジオで料理を出したり。 そんなところに、新作メニューのヒントがないか、ぼんやり見ていると、ピーピーと音が鳴って洗濯機が止まった。 食べ終わった食器を洗い、洗濯物を干すと、昼までようやく眠ることができる。
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