十八夜

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一番末っ子のスープが完成した。 「お待たせしました。キノコのミルクスープです。」 「わあ!美味しそう!」 狼よりって言うなよ? 料理でこんなにハラハラさせられるなんて! でも、とりあえず3人兄弟も木戸も満足してくれたみたいなので、安心した。 「木戸さん。明日はちゃんとトンカツ用の肉を用意してお待ちしてますから。」 「ありがとう、泉実さん!いやあ、これはこれですっごく美味しいよ!やっぱ、俺、狼でよかったぁ!ちゃーんと泉実さんの手料理が食べられるもんねー。」 ・・・木戸よ。 それは、ミハイさんへの当てつけだな?そうなんだな? ああ・・・ミハイさんのこめかみに青筋が・・・ どうなってるんだ、今夜は!
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