十八夜

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「貴様に直させるようなことはせん!」 店の修繕、それじゃあどこに発注しろと? それより、あんまり俺をキレさせないでくれ、二人とも。 おかしいな。 会社勤めの頃は、ほとんどキレたことなんてなかったのに。 いや、子供の頃から俺の精神状態は「安定」そのものだったのに。 やはり、客が非常識な存在だからだろうか。 「安心しろ、泉実。おまえの店に駄犬の手なんぞ加えさせん。そのためには、私も今以上に寛大になろう。」 今以上にって、今のおまえの寛大さはミジンコ並みだ、吸血鬼。 てか、頼むから口を閉じろ、シャット・ザ・マウス。
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