十八夜

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「「「ごちそうさまでした!」」」 3兄弟が、スープを全部飲み干した。 「すっごく美味しかった!体も温まりました。」 「ありがとうございます。」 酒が美味しいって言われるのも嬉しいけれど、やはり自分の作った物を美味しいと言われる方が、数倍嬉しい。 3人は席を立って、ビクビクしながら木戸の後ろを通った。 「おい、おまえら。」 不意に木戸が声をかける。 びくぅって竦み上がる3人。 穏便に納めてくれ、木戸。 3人は帰るところなんだから!
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