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琴子さんに呼ばれ、フランケンは琴子さんの左隣に座った。
ようするに、カウンター席の右から、狼男、一つあけて琴子さん、その隣にフランケン、三つあけて吸血鬼、と。
「席・・・濡れてしまいますが、いいんですか。」
「かまいませんが、服、着替えられますか?俺のものしかありませんが、よろしければ・・・」
「いえ、それでは申し訳が・・・」
濡れてる方が申し訳ないときもあるんだぜ?
俺は、店の裏口から自分の家の裏口を通り、タンスから作務衣と下着を持ってきた。
「すいません、いつもこの格好なんで同じものになってしまいますが。そこの小上がりで着替えてください。お客さんの服は、乾燥機にかけてきます。」
そう、実は何を隠そう、この店には小上がりがある。
しかも、客用ではない。
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