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先ほどとは比べ物にならないくらいの女子生徒達の熱い視線……。
その先には、今から生徒会長のあいさつを始めようとする二宮聖人がいた。
―二宮聖人-(ニノミヤマサト)
桐桜学園3年。
2年に引き続き生徒会長。
二宮財閥の長男で、時期跡取り。
容赦端麗、成績優秀、スポーツ万能。
ほどよく伸び、整った黒髪。身長は文句なしの182㎝。誰もが振り返るほどの美形男子なのだ。
………なーるほど。
それじゃあ、周りのお嬢様方が放っておくわけないよねー。
……確かに、イケメンだ。
それにしてもこの人気ぶり……すごい。
瑞希は熱い視線ではなく、尊敬の目で聖人を見ていた。
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