プロローグ

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「まぁ俺の好みじゃないけどな……」  何しろ俺は、「二次元美少女」にしか興味のない変態なのだから、はっはっは!!  げふん、げふん……少し自重しよう。  今の発言で、皆様方も俺がどんな人間かは、お分かりいただけたと思う。  そう、俺は「オタク」と呼ばれる人種である。  巫女に、メイドに、メガネっ娘……などなど。全てのジャンルを網羅した俺は、オタクという概念そのものと言っても過言ではないだろう。※過言です。  しかしながら、オタクと言うものはなかなか分かってもらえないものだ。  周りの奴らも、ドラマや映画の話はしても、アニメやゲームの話は話題に上げようとしない。  全く、どうして俺の周りはエロゲーの良さが分からん奴ばかりなんだ……。  心の中で愚痴をこぼしていると、後方から誰かが走ってくるのに気が付いた。
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