顔合わせ④

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○四十分後○ 柚「あー、モフモフサイコー!」 累「///(若い娘さんに尻尾をモフモフされました)」 何だかんだ言って仲良くなっていた。 そこで柚華が思い付いたように累に声を掛ける。 柚「あのね。累おにーさん。」 累「はい?何でしょうか。」 何を言われるのかと少し身構える累。 柚「累おにーさんのアビリティは面白いね。…あのね、ボクのアビリティはさ、光を乱反射させたり、鏡を使って瞬間移動するっていう可愛いげの無いアビリティなんだよ。」 そこで言葉を切り、累を見据え柚華ははっきりと言う。 柚「あのね。おにーさんのアビリティは、動物と会話が出来るんでしょ?ボクみたいに戦いにしか使い道がないよーなアビリティじゃなくてさ。だったら、面妖とか言わないでよ。おにーさんのアビリティが変なら、ボクのアビリティは悪いヤツみたいになっちゃうし。…だからさ、もっと胸張って生きて…じゃなくてえー、うー???まぁ、過ごしていこうよ!」 チグハグで不器用に。でも、精一杯の優しさを込めた言葉を累に送る柚華。 それに対して累は、 累「…。有難う御座います。柚華さん。私は少しづつでも、自分を好きになっていこうと思います。」 そう答えた。 柚「えへへ。これからも宜しくね☆累おにーさん!」 累「はい。此方こそ宜しく御願いします。柚華さん。」 にこやかに握手を交わす二人を飛び立つ雀達が冷やかした。 雀【お幸せになー!】 累「っ!///そういうのは言わないで下さい!」
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