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「――ともかく、僕が思うに君達のせいでこのクラスが壊れてしまったんだ。墓地河原(ぼちがわら)君が求める刺激? 蜜屋(みつや)さんの愛する無駄? そんなもののために僕の好む穏やかな日常を壊されては困るんだよね」 昼下がりの教室。 まだ授業中の時間帯だというのに、クラスには三人の生徒しかいない。 他の生徒はおろか教師すらいない異常な空間で、僕の声は何にも邪魔されずに響く。けれども彼らに僕の気持ちが届くかといえば、まあ響くどころか真空の空間とたいして変わらないだろう。
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