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私は難病を抱えて居る。
中学生に成ってから調子が悪く、何処の病院に行っても原因が分からなかった。
中学二年の夏に急性肺炎で入院した。
そこは喘息の弟がお世話に成って居る病院。
冬に成り、また40度の高熱が出て先生に見て貰う。
症状から先生はある検査を勧めた。
そして病名が分かり、大学病院を紹介された。
そこは母が世話に成った病院。
お陰で今も母は元気に孫達に囲まれ、父と二人ぶらり旅に行ったりして楽しく過ごして居る。
大学病院の先生は診察内容、検査結果、紹介状に目を通し、 未だ中学生で…そう口にしたのは印象に残って居る。
病院に通うように成れば担当の先生が出来る。
その先生は初めての診察の時、中学生の私に開口一番
将来、子供は無理。
と言った。
歯を着せぬ物言いに言葉。
中学生とは言え、衝撃が強かった。
親が何かしら反応する言葉。
私の母は気が強い。
でも、何も言わなかった。
医者の物の言い方に腹が立つとと腹の底で思って居たらしい。
なら、何故言い返えさ無かったのか。
母曰く…後十年は産まないだろうし、その頃には薬だって良いのが出来てる。
そう考えたら、噛みつくのも面倒に成ったらしい。
そんな母に笑ってしまうし、事実、母の言う通り薬はどんどん改良されて行った。
その先生とは長い付き合いに成る。
高校三年生の時、先生が開院してそちらに移った。
意外にもその道でも有数の医者だったりしたからだ。
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