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『ようこそ、スリーワールド・ゲームスへ
新規のプレイですね
では、初めにプレイヤー名、性別、自身が所属するワールドを選択して下さい』
機械声が軽快な音楽と共に説明をしている…
『………………ではあなたが所属するワールドを次の三つからお選び下さい
1.現代
現実と同じワールドで、ここでの戦闘ゲームはコインを使用します
2.過去
過去のワールドは、主に戦国時代…ここでの戦闘ゲームは、サイコロを使用します
3.不思議
不思議のワールドはいわば、某アリスの世界…ここでの戦闘ゲームは、トランプを使用します
戦闘ゲームについては後ほど説明をさせて頂きます』
なんかありきたりなゲーム……つまんなそ………
『プレイヤー名 アリス 、性別 女性、ワールド 現代、で宜しいですね?』
最後にYesかNOの選択が現れる……
「本当…ありきたりなゲーム……Yesっと…」
私は特に迷うことなくYesを押す………なんであの時ためらいなくYesを押したんだろ………あの時…もし……NOを押していればこんなことに巻き込まれなかった筈なのに……
『それではゲー………を…………楽し……………………ようこそ、アリス…君の帰りを待っていたよ…………さぁ始めようか……楽しい楽しいお茶会を……』
ノイズと共に声が突如聞こえる……
声からして20代前後の男の声だ…
「………手の混んだ演出ね……」
『では、アリス…こちら側へ来てもらおう……』
その言葉を聞いた瞬間、PC画面一杯に眩い光が私を包み込む……
ここで私の意識は途切れてしまった…
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