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「こんな感じかなぁ。」
「……………。」
言葉が出なかった。
自分が死んだなんて嘘だと思っていた。
だがしかし、映像付きで見せられると本当のように感じる。
「つ、つまり、俺はそこの黒い子猫を助けようとして、一緒にトラックに衝突されて、死んだってことか…?」
でない声を必死に絞り出す。
所々声がかすれてしまう。
「死んだのは草汰くんだけだけどね。」
「どういうことだ?」
死んだからここにいるんだろ?
だから、子猫もいるってことは一緒に死んだってことじゃないのか?
(私は草汰くんのおかげで死んでないよー!猫は特別なんです!特に黒猫はね☆)
「特別?」
(いぇす!黒猫は自由に次元を行き来出来るんだよぉ!すごいでしょ!)
「成程、すごいなそれは。」
頭混乱してきた。
とりあえず俺が死んだことはもう信じるしかなかった。
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