俳句 短歌

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26.月見草 儚さが 薄紅色の 月見草 27.水の流れ 湧水の 溢れる胸と 映り見て 流力の意に 奮い起つ意思 28.花飾り 愛でいい 一輪挿しの 花飾り 29.四季に栄う 生き誇る 命も四季に 葉を宿し 地に帰す時も 祈り繋げて 30.サボテン 例えれば サボテンがいい 辛くても 空を見上げて 生きる強さと 31.鉢植え 鉢植えに 愛の日差しを 君が抱く 悲しき雨は 僕の器へ 32.相合い傘 今宵咲く 相合い傘に 思いいる 相対の花 愛に慕われ 33.命 たどりゆく 命の軌跡 導けば 永久美しく 消えぬ炎に 34.心音 心音を 聞き訪ねれば 終り無き 時のしらべに 音を重ねて 35.天まで届け 空までに 程遠くとも 育つ芽の 満開の笑み 天まで届け 36.悲しみ 悲しみは 雨の様にも 見えていて 心に綴る 花かも知れぬ 37.笑顔あり 笑顔あり 涙もあれば 悔いもある 笑う門には 福きたるかな 38.言い訳 照れかくし 甘えてみたい 心にも 冬の寒さに 寄り添いの別け 39.願い ひとつずつ 歳をとるたび 薄れゆく 子供のような 綺麗な願い 40.横顔 待ちわびる 君の横顔 少しだけ 優しくなれる 不思議な気持ち 41.天の川 天の川 叶わぬ数の 願い星 世は涙とも 美しく咲く 42.十六夜 風褪めし 凛と尊ぶ 十六夜は 満ちる事なく 限る事なき 43.色七重 空の咲 雨よ思いと 色七重 吾の心も 日差しの先へ 44.人見頃 咲かせよう 花と笑顔は 人見頃 涙と雨に ひにくは要らぬ 45.空高き 空高き 雲をつらねば 音は無く 世に響かぬと 息吹く華より 46.幸せ 幸せは 形ではなく 通じ合う 心の中に 宿る心音 47.花菖蒲 花菖蒲 言葉を信じ 勝負せず 花言葉だけ 優雅に落ちる 48.時雨 蝉時雨 雪恋しくて 夏を寝る 49.雨空 雨空の 悲しき人よ 偽れど 涙は流れ 川を繋げる 50.孤独 花に似た 精一杯の 微笑みが 今君のもつ ひとつの孤独
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