金色の騎士

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フリーター時代のことだ。 俺のアパートに一時期だが、住人が1人増えた。言っとくが同棲なんて甘酸っぱい話なんかじゃねぇぞ?そいつは男だ。 色眼鏡で 鮮やかな金髪はオールバック Y-anny'sの1人 ヒロ 「わりーな、んじゃあちょっくら世話んなるわ」 「別に構わねぇけど水道止まってるからそこんとこよろしく」 「マジかよ」 「マジだ」 「君なら世紀末なことになっても普通に生きてけそうだわ(笑)路上で寝るし」 「おいやめろ」 「あ?」 「んん?」 「ってもアレだなー、世話なる訳だし水道俺払うわー、水ねぇ生活とか俺には早すぎるわ」 「助かるぜ、あとでケツ貸すわ」 「良いってことよ、ケツは要らねーけどな」 「あいよ」 「分かってくれりゃいんだよ」
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