愛殺し。

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愛殺し。

たった一月だけの、転校生。 その子の名前は“愛” 癖っ毛をぴんぴんと跳ねさせて笑う彼女はとても可愛くて。 愛すべき、けれどいつも哀しそうな―― 「私、お父さんが作った“爆弾”なんだ」 叶わなかった少年の初恋。 気付いてあげられなかった、少女の心。 生まれたのは、“憎しみ” これはそんなおはなし。 爆弾の少女が、少年に恋をした。 少年は、爆弾の少女に恋をした。 少女が願った七夕。 それすらもう、少年は叶えてあげることが出来ない。 これは、そんなおはなし。
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