弐.京の町

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ーーーー ーーー ーー 「ぷっはー、生き返る!」 冷たい麦茶を思い切り飲み干す滝。 「はー、確かにうまいな」 後藤も一息ついている様子だ。 「うん、団子も美味しい!」 団子を頬張る滝。 見ると机が皿で埋め尽くされていた。 「おんし……!これ全部食ったがか!?」 「うん、だって美味しいんだもんよ。 ほら、前に京に来た時、宿の女将さんが言ってただろ、ここのみたらし団子、京一番だって。」 「……」 「後藤も食べるか?」 目の前に団子を差し出す。 「……おまんな……わしはガキと京観光に来たがやないき!」 「あ、悪い悪い、」 危うく説教されるところだった。
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