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「あ、そういえばこの後、先生のところに行くんだろう?」
「そうじゃな、」
「先生っていうのはさ、一体誰のことなんだ?」
「おまん、知らんで来たがか!?」
「だって私は大殿様からただ京に行けとしか命ぜられてないから……」
「それは最初に言わんか!先生のところでそんなこと言われたらどうなったことか……」
「すまん、、」
「……緒方洪庵先生じゃ。蘭学者で、医者じゃ。」
「おがた こうあん?」
「知らんがか?」
「残念ながら…」
考えるがやっぱりわからん、という顔をする滝。
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