弐.京の町

5/8
前へ
/24ページ
次へ
「あ、そういえばこの後、先生のところに行くんだろう?」 「そうじゃな、」 「先生っていうのはさ、一体誰のことなんだ?」 「おまん、知らんで来たがか!?」 「だって私は大殿様からただ京に行けとしか命ぜられてないから……」 「それは最初に言わんか!先生のところでそんなこと言われたらどうなったことか……」 「すまん、、」 「……緒方洪庵先生じゃ。蘭学者で、医者じゃ。」 「おがた こうあん?」 「知らんがか?」 「残念ながら…」 考えるがやっぱりわからん、という顔をする滝。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加