弐.京の町

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「じゃあ、一刻も早く緒方先生のところへ行かなければ!!」 「そうじゃな!!」 すぐに店を飛び出す後藤。 続けて滝も店を駆け出そうとするが、 「ちょっとちょっと!!ご勘定!」 あっけなく茶屋の親父に止められる。 「何しゆう!はよ行くぜ!」 「わかった!待て!」 「はい、みたらし三十皿ね」 (うわっ……高っ……) 金を払い終えるなり、先程の疲れなどもうすっかり忘れて、しんっけんに走る滝であった。
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