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「じゃあ、一刻も早く緒方先生のところへ行かなければ!!」
「そうじゃな!!」
すぐに店を飛び出す後藤。
続けて滝も店を駆け出そうとするが、
「ちょっとちょっと!!ご勘定!」
あっけなく茶屋の親父に止められる。
「何しゆう!はよ行くぜ!」
「わかった!待て!」
「はい、みたらし三十皿ね」
(うわっ……高っ……)
金を払い終えるなり、先程の疲れなどもうすっかり忘れて、しんっけんに走る滝であった。
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