女侍記

零.説明など

【登場人物】

・滝 蘭丸（たき らんまる）
……主人公の侍。実は女であり、本名は範田 滝（はんだ たき）。
江戸で生まれるが幼い頃に両親を亡くし、滝道場の者に引き取られる。
そこで侍として育てられた。

・後藤 象二郎（ごとう しょうじろう）
……滝と共に旅をする。

土佐藩出身で、土佐では上士と呼ばれる位の高い侍である。

・緒方 洪庵（おがた こうあん）
……蘭学者であり、医者。

・楓（かえで）
……くのいち。
長崎奉行所の役人に仕える。
あらゆる情報を伝える変わりに多額の金を貰う。

何故かいつも急に滝の前へと姿を現すが、何が目的なのか不明。

未だ敵か味方かわからず。

・お蝶（おちょう）
……吉原の花魁。

・山内 容堂（やまうち ようどう）
……土佐藩城主。滝を気に入っている。

《宿の人達》
・八十六（やそろく）
……宿の亭主。

・お亭（おてい）
……八十六の妻。

・七郎（しちろう）
……八十六夫妻の息子。