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「何!?先生!?そんなの聞いてない!
……嫌だ!私は早く休みたいんだ!」
そんなの知るかよ、というような顔で滝は文句ばかり言い始めた。
遂には後藤に置いていかれる始末である、
「……ちょっと待て……、早いっ、」
遠くに行ってしまった後藤を走って追いかけてゆく。
「なんでそんな早……」
追い付いたかと思うや、
今度はぴたりと足を止めた後藤、振り向き滝を睨みつけるいなや、
「おまんは阿呆か!先生に会うために京まで行くがじゃ!!おまんはな、何でそういう根本的なとこからわかっとらんのか…!…普通なそういうことを知った上で来るもんじゃぞ、ああ!?」
ひたすら怒鳴り続ける後藤。
少しの間、説教されてしまった。
説教ののち、
「……わかったよ、会いに行けばいいんだろ、会いに行けば……。」
むすっ、としている。
それに益々いらだつ後藤だったが、もう飽きれかえってしまった様子だった。
ため息ひとつ。
「……何でおまんみたいな奴を大殿様は何でまた選んだんじゃ……」
、とぼとぼと歩き始める。
滝もついて行く。
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