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わたしは、どうして……。
目が覚めてぼんやりしたまま視線が彷徨う。
ここは……?
目の前にいる人は、誰?
わたしの手を握ってるこの人は、誰?
知ってるはずの人なのに……。
愛しいと、逢いたかったとわたし自身が わたしの全てで言っている……。
なのに 分からない……。
思わず握られてない手を 目の前の人の頬を伸ばす。
もうすぐ届きそうになった時 手を掴まれた。
「アユ やっと起きたね。
オレの眠り姫。
おはよう 愛してる……。」
あなたは、わたしに優しくキスをした。
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