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彼は、わたしを小さなダイニングの椅子に座らせ 指を鳴らした。
「何したの?
嫌な感じじゃなかったけど……。
何かを感じたよ。」
彼が驚いて わたしの手を握る。
「魔法を使ったんだ。
アユとの時間を誰にも邪魔されたくなくて、結界を張ったんだよ。
心配しないで、キミの嫌がることは、絶対にしない。
アユ キミに誓う。」
そう言って わたしの指にキスをおとした。
指先が…… 手が……
熱くなる。
顔も赤くなった。
彼は、クスッて笑って頭を撫でてから そのまま待っててと朝食の用意をしてくれた。
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