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何故これを今オレに教える。
ウルガース家も王家もアルシーナの分家筋と云うことを……。
「アルシーナがこの国の発展の秘密じゃからの。
王家がふたつに分かれアルシーナの娘がひとりの王子と恋に落ちた。
アルシーナは、一族挙げて王子に着いた。
娘は、光。他の属性の得意な者もな。
我がウルガース家も地の分野でな。
勝った王子は、アルシーナに習い国に残ったアルシーナの者にウルの名を着け公家として六家を作った。
血が絶えウルを名乗るのは、当家だけになったんじゃがな。
ライト家が公家なのは、ウルライト家の血が絶えたが王家の姫が入ったからじゃな。
ウルを名乗れんのじゃよ。
例え王家であってもアルシーナに命令は、出来んのじゃ。
それすらも忘れられつつあるんじがのぉ。
悲しいことじゃ。」
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