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「はぁ、今日のは俺が言い過ぎたな明日は謝りに行こう」
紀香の親から電話がきたのは、その日の午後だった
俺は無我夢中で指定された場所に走った
場所は病院だった
通り魔に襲われて今病院にいるが危ない状態との内容だった
「俺のせいだ、俺のせいだ俺があの場に紀香一人置いてきぼりにしなければ!」
俺はどうか無事でいてくれと心の中で強く願っていた
「紀香!!」
静まり返った病院内に扉の音が響いた…そこには
「のり…か…?」
「残念ですが先ほどお亡くなりに…」
顔に白い布をかけて横たわってる彼女の姿だった
「そんな…嘘だろ…俺は…俺のせいだ俺の!」
俺は一言も謝らせてももらえなかった…俺に謝ることを許してくれなかった神様を恨んだ
「何でだよ…命を奪うなら彼女じゃなくて俺でも良かったたろ!」
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