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眩しすぎる光
“助けて”。
この言葉を、何度口にし、何度ぶつけただろう。
痛みと苦しみの中、やっとの思いで出た言葉。
でも、この言葉を受け止め、手を差し伸べてくれる者など居なかった。
どんなに助けを求める声を吐き出しても、意味はない。
それが分かった時、俺は決意した。
“自分を助けられるのは、自分だけ”。
他人の助けなど要らない。
俺は俺の力だけで生きる。
例え、命の危機に瀕しても…。
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