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「今の声は・・・これか・・・」
懐から小さな刀のキーホルダーが出てきた。
『あなたが私のマスターですか?』
「多分そういうことになるけど・・・君の名前は?」
『名前はまだありません。ですからマスターが付けてください。』
「そうだな・・・ツバキなんてどう?」
『ツバキ・・・ですか・・・良い名前をありがとうございます。マスター。』
「じゃあ。これからよろしくね。ツバキ。」
『よろしくお願いします。ところでマスター。』
「なに?」
『・・・後ろに水龍がいるのですが?』
「え?」
ツバキに言われ、振り向くと、
「グルルル・・・」
「・・・」
後ろにある湖から恐らく主であろう青い龍、水龍さんが涎を垂らしながら顔を覗かせていました。
っていうかツバキさん。言うの遅くね?
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