3人が本棚に入れています
本棚に追加
柚「ふぁ、…ん。」
何かを言おうとして
パンを啣えたままであったと気づき、素早く食べきる柚華。
飲み込んでから、
柚「ありがと!ごめんね、いきなりぶつかりそーになって。」
しっかりと謝る。
…宙に浮かんでいるので今一、締まりが無いのだが。
?「いえいえ。そちらこそ大丈夫ですか?」
ぶつかられそうになったのに、柚華の身を案じてくれている少女。
柚「うん。…キミは優しいね。」
照れくさそうに笑いながら言う柚華。
と、
?「あ、すいません。今降ろしますね。」
浮かび続けていた柚華をゆっくりと降ろしてくれる。
そして、
?「初めまして。私は佐々木 千夜子と言います。」
きちんと自己紹介をしてくれた。
柚「あう。えと、ボクは高槻 柚華って言うんだ。」
いつものように弾けた挨拶が恥ずかしいのか、ぎこちなく自己紹介をする柚華。
千夜子(以下、千)「柚華さんですか。素敵なお名前ですね。」
ニコリと微笑みながら言ってくる千夜子に、
柚「あうあう。」
真っ赤になり、まともに返事ができない柚華。
柚「(あうー。何だろ、凄い恥ずかしいよぉ。誰か、助けてぇ!)」
所在無さげにモジモジとする柚華。
最初のコメントを投稿しよう!