顔合わせ⑥

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そんな柚華へ、 狩弥(以下、狩)「ん?柚華じゃないか。どうしたこんな所で。」 後ろから近寄ってきていた狩弥が声をかける。 柚「ふぃっ!?」 変な声をあげて飛び上がった柚華は、 柚「な、何だ、狩弥おにーさんか…」 知り合いに声を掛けられ、やや落ち着きを取り戻していた。 そんな柚華に、 狩「友達か?」 千夜子を示しながら訊ねる狩弥。 柚「うん。ボクの友達―って言ってもついさっき知り合ったばっかなんだけどさ、佐々木 千夜子ちゃんだよ。」 千「千夜子です!こんにちは!これから、よろしくお願いします!」 元気よく挨拶する千夜子。 狩「そうか。俺は 浅夏 狩弥だ。…おっと、もうこんな時間か。じゃあまたな、柚華、千夜子。」 そう言って立ち去っていく狩弥。 千「狩弥さんか~。素敵な人ですね、柚華さん。」 立ち去る狩弥の背中を見つめながら零す千夜子に柚華は 柚「え~、そうかなぁ?狩弥おにーさんってちょっと厨二病だよ。」 いつもの様な感じで返した。 そんな柚華に 千「ふふっ。」 笑いを溢す千夜子。 柚「んぃ?どーしたの?」 首を傾げ聞き返す柚華に、 千「いや、やっと柚華さんの緊張が解れたみたいで嬉しくなっちゃって。」 ニコニコしながら告げる千夜子。 柚「あうぅ。ごめんね。でもありがとう。…っと。改めて宜しくね!千夜子ちゃん!」 千「はい!こちらこそ宜しく御願いします!」
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