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そんな柚華へ、
狩弥(以下、狩)「ん?柚華じゃないか。どうしたこんな所で。」
後ろから近寄ってきていた狩弥が声をかける。
柚「ふぃっ!?」
変な声をあげて飛び上がった柚華は、
柚「な、何だ、狩弥おにーさんか…」
知り合いに声を掛けられ、やや落ち着きを取り戻していた。
そんな柚華に、
狩「友達か?」
千夜子を示しながら訊ねる狩弥。
柚「うん。ボクの友達―って言ってもついさっき知り合ったばっかなんだけどさ、佐々木 千夜子ちゃんだよ。」
千「千夜子です!こんにちは!これから、よろしくお願いします!」
元気よく挨拶する千夜子。
狩「そうか。俺は 浅夏 狩弥だ。…おっと、もうこんな時間か。じゃあまたな、柚華、千夜子。」
そう言って立ち去っていく狩弥。
千「狩弥さんか~。素敵な人ですね、柚華さん。」
立ち去る狩弥の背中を見つめながら零す千夜子に柚華は
柚「え~、そうかなぁ?狩弥おにーさんってちょっと厨二病だよ。」
いつもの様な感じで返した。
そんな柚華に
千「ふふっ。」
笑いを溢す千夜子。
柚「んぃ?どーしたの?」
首を傾げ聞き返す柚華に、
千「いや、やっと柚華さんの緊張が解れたみたいで嬉しくなっちゃって。」
ニコニコしながら告げる千夜子。
柚「あうぅ。ごめんね。でもありがとう。…っと。改めて宜しくね!千夜子ちゃん!」
千「はい!こちらこそ宜しく御願いします!」
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