~#01.『現代世界』と『ロンリネンス』~

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「フープ」 『はい、ご主人』 「あと何体だ?」 『北に2体、東に1体です』 「どっちのが近い?」 少年は剣を抜きながら聞いた。 フープと呼ばれた毛玉みたいなものは、応えた。 『北にいる『魔物』が一番近いです』 「わかった」 少年は剣を構えた。 『現代世界』には、無い構えの仕方だった。 近づいてきた『魔物』と呼ばれた物を、少年はあっさりとやっつけてしまった。 「こんなもんかな…どうだ、フープ?」 『さっすがご主人!カッコいい!あれ……ご主人!後ろ!!』 その時、少年は………
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