闇の始まり

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そう雑談しながらインターホン押した。 「ピンポーン」 と鳴って十秒ぐらいでドアが開き一人の男がでてきた。その男は二人を見て笑顔で「おっ、紅貴と双川じゃねぇか久しぶりだなぁ。」と言った。その男は大澤秋多だった。 紅貴は少し雑談した後本題を切り出した。 「秋多、お前に聞きたいことがある。」 「なんだ?」 「赤木からなにか届いたか?」 「手紙が一通届いた。」 「その手紙を見せてくれないか。」 「わかった。」 そういうと秋多はタンスから手紙を出し紅貴に渡した。 紅貴は手紙を読み始めた。手紙にはこう書かれていた。 秋多へ 同じ島の出身としてお前に頼みたいことがある。二年前にあった事件の真実を調べて欲しい。事件のことはあらかた調べたがどうも真実とは思えない。だからお前に調べて欲しい。事件の資料は私の書斎にあるガリバーという本の後ろにある。本当は私が調べたいのだが今は誰かに狙われている。今夜には殺されるだろう。頼むぞ秋多私の意志を継いでくれ。 赤木竜也より
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