第一話《出発》

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ある日の事。 学校の図書室に集まった 柚華、奈緒、茉奈、千夜子の四人。 暫くガールズトークを楽しんでいたが… 柚華(以下、柚)「そうだ!!」 奈緒(以下、奈)「どうしたの?」 茉奈(以下、茉)「ん?トクサの店にでも行くか?」 千夜子(以下、千)「何か思い付いたんですか?」 三者三様に聞く友人たちに柚華は、 柚「記憶の欠片の回収に行こう!!」 ガールズトークのかけらも無い発言をした。 三人「(何故急に!?)」 驚く三人を尻目に、 柚「ボクは今までずっと気になってた事があるんだ。」 厳かに呟き、腰のポーチから何かを取り出す。 三人「そ、それは!!」 柚華が取り出したのは 二つの『記憶の欠片』。 柚「義君と倒したフラグメントから回収したのと、奈都君を助けた時にフラグメントから回収したやつだよ~。」 そして、唖然とする友人たちに向けて 柚「何かさー生きてた時と変わんないから、忘れてたけどさ。記憶の欠片って持ち主に反応して、戻っていくはずじゃん?」 そう言った。 奈「まぁ、そうだけど。」 茉「うん。ロリ神ちゃんにそう聞いてる。」 千「そうですね。…でも何で二つも残ってるんでしょう?」 首を傾げる千夜子に、 柚「そーなのだよ!ちゃこちゃん、よく気付いたね!!」 柚「だ・か・ら、記憶の欠片の回収に行くんだよ!」 元気よく言った。
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