Prologue

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  目線を下げるとそこには、見てはいけなかった、見るべきものではないモノが転がっていた。   いや、逆か。   早急にそれを発見し、すぐさま逃げるべきだったのだろう。   床にはいくつもの人の遺体であろうものが転がっていたのだ……   それは無残にも身体中を引きちぎられたように、内臓が零れ、床一面を赤に染めている。  一時は目を疑ったが、それは紛れもない屍だった。
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