高校生

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なので、僕はその学校に通うのをやめたという訳です。 えぇ。 社長には、こっぴどく怒られました。 その学校は入学するには、やはりかなりのお金と学力、将来のスター性が必要らしく社長が頑張って僕らNexT を入学させてくれたからだ。 それを僕は社長に黙って勝手に入学の権利を、顔も名前もわからない子に渡したもんだから、そりゃもう凄かったですよ。 一生に一度しかない、中学から高校に上がる春休みを鬼のように働かされましたよ。 ちなみに、そのラストがこの前のドームのコンサート。 でも、夢の無い僕があの学校に居るより、立派な夢のあるあの女の子が通う方が絶対いいと思うから。 将来その子が成功したら、何だが嬉しいじゃん? まぁ、名前も顔もわからないから成功したとかわからないけどね……。 それで学校の事は、社長は少し待ってその学校に入学する事を進めてきたが、それがいつ入学出来るかがわからないとの事なので、仕方なく社長の従姉の叔母さんの妹の知り合いの学校に入学する事になったのだ。 それがこの学校。 私立聖鈴学園(シリツセイリンガクエン)
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