高校生

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ーーーーーーーー。 社長との電話から数分。 学園の先生に学園長室の場所を聞き、今しがた到着した。 すぅぅぅ……。 はぁぁぁ……。 深呼吸をし自分を落ち着かせ、学園長室と書かれた扉にノックをした。 緊張する! 実際会うのは初めてで、どんな人なのか全然知らないんだよね……。 社長に聞いたら、優しそうな人だとは言っていたけれども、社長との直接的な繋がりは無いわけだし。 コンコンと2回ほどノックをしたら、中から「どうぞ」、と女性の声が聞こえた。 「失礼します…」 若干震えた声で扉を開け、中に入る。 「初めまして、沖田 優真君」 僕を出迎えてくれたのは、50代位の優しい笑顔をした女性の学園長先生だった。 「は、初めまして!」 慌てて挨拶を返す。 「立ち話もなんだし、どうぞ」 先生はそう言うと、中央にあるソファーに誘導してくれた。 誘導されがまま、ソファーに腰を下ろしたら、対面のソファーに先生も座った。
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