高校生

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あ……。 教室を見回していると、さっき話しかけられた女の子と、目が合った。 しかも、隣の席。 同じクラスだったのか。 「さ、さっきはどうも…」 目が合ってしまったため、軽く挨拶をする。 自分から女の子に喋りかけるなんて、小学生以来だ。 「また、無視されるかと思ったよ!」 女の子はそういい、ニカっと笑った。 くっ………。 やるな、3次元……。 中々のスマイルだ。 この笑顔があれば、大概の男はイチコロだーい! まぁ僕は、リアルには興味無いので可愛いと思う程度だがね。ふふふ…。 「あれは無視した訳じゃ無くてですね。なんと言いますか~、その~…」 さっきの事を何と説明しようか言葉を探していると、女の子がまたニカっと笑顔で 「いいよ、いいよ! ふふ。よろしくね! 」 と、手を差し出してきた。 握手ですか!? この子、僕の事を何とも思って無いのか……?
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