始まり

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最初は無条件に信じてた愛 一つ一つに喜んでた 何一つ疑うこともなく ただ貴方が好き でも人は慣れて行く 前と同じでは物足りない 同じ様に伝えても軽くなっていく言葉 愛してる そんな言葉よりちゃんとそばに居てくれた貴方を いつからか見失っていた 疑う余地は無いはずなのに 心の何処かで満たされない気持ちが膨らんでいく 不安で仕方ない 私は私の世界と貴方 貴方は貴方の世界と私 完全には交わらない世界の中 頭では分かっているはずなのに うまく心がついて行かなくて空回り 良い距離がはかれない ずっと一緒にいたいだけなのに どれだけ時が過ぎて はたからみれば幸せそうな2人でも 影はひそひそと身を潜め 蝕んでいく そう全てがハッピーエンドだとは限らない
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