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とりあえず部屋に入って座ってもらう。俺正座の方が良い?どう思う?誰か答えてくれ。
「それで?」
「あ、いやその。昼頃食堂に一人で行ったんスけど。」
もう分からんから床に普通に座り込む。
どうか、ぶちギレられませんように。
「そんときに会長たちが宇…鈴木くんを連れて先に専用席にいて。どうしようかと迷ってたら親衛隊の四人が専用席に上がってきたんス。」
あっぶね、宇宙人て言いそうだった。気を付けよ。
「………で、その四人が会長たちに注意っぽいのをしたんス。あ、勿論言ってることはその四人が正しいんスよ?」
そこまで言って言い淀むと困ったように紫音センパイが笑った。
「それで、その四人の発言が気に食わなかった会長が殴りかかったんだね。」
「…はい。俺、正直一般生徒にまで手を出すとは思ってなくて最所の一発は止めらんなかったんス。すみません。」
「仕方ないよ、立花君が居なかったらもっと酷かっただろうからね。その一発ですんだのは不幸中の幸いだよ。」
………お、怒ってない?…良かったあ~。
ホッと心で一息つく。めっちゃ焦ったし。
「でもね、聞きたいことが二つある。」
…え゛、実は怒ってる?上げて落とすとか辛すぎなんスけど。
「殴られた子達誰だか分かる?」
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