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「遊ぼうぜ!冬真!」
え、それは嫌。
「ごめん。
書類を風紀に出しに行くから今は無理。」
「えぇ!俺が誘ってるのに!
仕事より俺の方が大事だろ!!」
どんだけ自分に自信があるんだww
ナルシストの枠からはみ出るぞ、こりゃ。
「でも、俺は仕事ちゃんとしときたいな。ダメかな…?」
ダメかな…?とか、自分で言ってて鳥肌たつけど仕方ない。
これが宇宙人の弱点だから。
この宇宙人は自分が愛されていないと嫌で、人の上に立ってないと嫌な人間だ。
だから下からものを言えば良い。
宇宙人を全面的に肯定しながら。
そしたら…
「べっ、別に良いぞ!
さっさと行ってこいよ!!」
ほらな、単純すぎだろ。
って、ちょっと?
何、顔赤くしてんの?
気持ち悪っ
俺は顔を真っ赤にした宇宙人から目をそらし、そそくさと生徒会室を出た。
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