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「僕、百合のこと嫌いになっちゃったみたい…」 今、私は彼氏にフラれました。 私より背が低くて僕っ子な私の元彼。 告白してきたのは彼でそれをOKしたのは私。 どうも、私が好きではなくなったらしい。 元私の彼氏だった人が私の横をすり抜けて走り去っていく。 私は軽くため息を吐いた。 「花が恋しい」 花はどこにでもありふれてる自分勝手に咲くのではなく自分にあった環境を探し計画して花は咲く。 「___ぃ?__ゅ__り!! 百合!! 」 ふと、意識が戻ってきた。どうも、自分の世界に入っていたらしい。 「ちょっと、聞いてる?」 「あぁ、みっちゃんか… 誰かと思った。」 みっちゃんとは、みっちゃんだ。 幼馴染み…って言う腐れ縁。 でも、みっちゃんは幼馴染みって言う。 でもね、腐れ縁って言うのには勿論訳があって… 「ふふ♪聞いたわよ!!彼と別れたんですってね♪」 「…一体どこからそんな情報を持ってくるの…」 私は呆れてみっちゃんから目をそらす。 みっちゃんは笑顔で"やった♪"って顔してるからだ。 そう、みっちゃんは男たらし。この世の女への告白を妬み別れを喜ぶ正に悪魔なんです。 「悪魔なんて失礼ね!呼ぶのだったら小悪魔と呼びなさい♪ まっ、別れた貴女にだったらそうやって憎んでもらっても構わないけどね~ だって…」 「「私には彼氏がいるし~♪」」 口を合わせて言ってやる。 だから、みっちゃんは苦手なんだ。 「あら、わかってるじゃない♪」 私の日常はいつもこう。 みっちゃんが誰かの別れ話を持ってきて、私がいつも上の空で、本当に退屈でなんでもない、一人の女子の日常。
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