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振り替えると、そこにはクラスの女子の面々。
どーしたの?と聞く気にもなれない。
「百合ちゃん?
私たちのお願い事の返事かほしいの」
みっちゃんみたいに、一生懸命可愛い顔して…
まだ、みっちゃんの方がマシよ。
この際だからハッキリさせてやろうではないか
そう思って口を開いた。
「どこまでいっても答えはNOだよ」
クラスの女子の面々は眉を潜めた。
眉を潜めるのも無理はない。
彼女たちは私は無理矢理言うことを聞かされて
嫌々やってると思っている。
確かに私はみっちゃんのことが苦手。
でも、憎めないのだ。
無理矢理理由を作るとすれば、退屈な花のない日常を潰すためと、言っておく。
それに、みっちゃんの傍にいると
色々とおもしいことが舞い込んでくる。
人で遊んでいると言ってしまえば
なにも言い返せないけど…;;;
でも、それはみっちゃんも同じこと
多分それをわかった上でみっちゃんも
私にかまってきてくれるんだと思う…
それって逆に考えれば、
でもそれなりに信用しあってるってことだと思う。
私がみっちゃんの我が儘を聞くのもこう言う
屁理屈があるから…
だから、こんな女子の言うことを聞くきはない。
でも、
「どうでもいいよ…やりたいならやればいい
勝手にしたら?」
みっちゃんを庇うきもない。
クラスの女子の面々は
一瞬戸惑いを見せたがすぐに失望したと言うような
期待はずれと言うようなそんな目で私を見てきた。
また、誤解してるのだろう。
私からの興味が一気に失せた女子たちは
「それは残念…」とか「気づいてないから仕方がないのよ…」とか自分達の作戦に
協力してくれなかった腹いせに
可哀想的なことを連発してうだうだと席に戻っていった。
「私がいてもいなくても
みっちゃんはきっと
何をしても変わらないよ?
むしろ、いても無意味…
可哀想なのはむしろ貴女たち♪
みっちゃんはそんな脆弱な女子じゃないよ?」
ボソボソと席に戻った女子たちにむかって
聞こえない程度の声で呟いた。
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