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「起立!!礼ッ!!」
『ありがとうございました!!』
ガラッ!!
「ありがとうございました~♪」
ホームルームの終わりの礼で教室に入ってきたのは
みっちゃんだった。
皆一斉にみっちゃんを見た。
しかし、それは束の間。
すぐにガタガタと帰り始めたり、騒ぎだした。
でも、それは女子たちだけ
みっちゃんファンの男子はお帰りなさいだとか
ようやく帰りましたか!!とか
みっちゃんだ!!とかみっちゃんに声をかけていた。
みっちゃんはその男子たちに手を振りにこにこしながら
私のもとに来た。
「ただいま♪ゆりちゃん!!」
「毎回Good timingで帰ってくるよね
みっちゃんは~」
「たまたまよ♪」
毎回来るtimingが一緒ってどう言うことよ。
そんなことを思いながら、苦笑いをした。
でも、それも今更だ。
「それより聞いてよ~
明日湊とデートなんだ♪」
「そー…よかったね~」
「百合ちゃん冷たい~
ねぇねぇ、百合ちゃんは明日なにするの~」
みっちゃんは意味ありげに聞いてきた。
「私にだって用事くらいあるわよ!!
明日は、「な~んだ…折角湊紹介しようと思ったのに…」
私は苦笑いした。
「それは、すっごく行ってみたいけど…
明日はどうしても外せない用事があるの」
みっちゃんに私は困ったように笑いかけた。
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