第1章

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「ねぇ、キミ知ってる?」 唐突に見たことない先輩に、話しかけられた。 何故、先輩か分かったのかというと、ネクタイは緑色だったからだ。 多分、3年生だと思う…。 「えっと…。何の話ですか?」 僕は分からなくて、少し引きつった笑みを浮かべて、聞く。 見たことない先輩に話しかけられたうえに、髪は金髪だし、スゴく妖しげな笑みを浮かべられたら、誰でも笑顔が引きつると思う。 「桜の噂だよ?キミ、ミステリー研究の部員でしょ?」 名前も知らない先輩は、何故か僕がミステリー研究の部員だということを知っているらしい。
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