第1章

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「え?何で僕の部活、知ってr」 「真夜中の3時に桜の木の下に行くと、お願いが叶うらしいんだよね~。ねぇ、おかしいと思わない?」 僕の言葉を遮って、先輩は僕に聞いてきた。 「何がおかしいんですか?」 そんな都市伝説みたいな噂話、そんなにおかしくもないと思う…。 「だってさ、あの桜は立ってるのがおかしいぐらい、焼けちゃってるんだよ?桜が咲くなんて、思わないじゃん?それより、もっと大きくてどっしりした桜の方が、お願いが叶いそうでしょ?」 うん。 いかにも面倒そうな先輩に、僕は絡まれたみたいだ…。 「先輩、すみません…。もう、図書室閉める時間なんで、出てってください」 5分くらい早いけど、もう図書室を閉めようとする。 「ふ~ん…。まぁ、いっか」 先輩はそう言うと、どこかに行ってしまった…。 本当に何だったんだろう…。
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