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「え?何で僕の部活、知ってr」
「真夜中の3時に桜の木の下に行くと、お願いが叶うらしいんだよね~。ねぇ、おかしいと思わない?」
僕の言葉を遮って、先輩は僕に聞いてきた。
「何がおかしいんですか?」
そんな都市伝説みたいな噂話、そんなにおかしくもないと思う…。
「だってさ、あの桜は立ってるのがおかしいぐらい、焼けちゃってるんだよ?桜が咲くなんて、思わないじゃん?それより、もっと大きくてどっしりした桜の方が、お願いが叶いそうでしょ?」
うん。
いかにも面倒そうな先輩に、僕は絡まれたみたいだ…。
「先輩、すみません…。もう、図書室閉める時間なんで、出てってください」
5分くらい早いけど、もう図書室を閉めようとする。
「ふ~ん…。まぁ、いっか」
先輩はそう言うと、どこかに行ってしまった…。
本当に何だったんだろう…。
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