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全部で15人居たのだが、他は2人ずつ組んで2年生4人と6人組になっていて、そっちに入れられた様だ。
よかったー、と思ったが、元タンメナの光の大貴族の息子が居た。
「お久しぶりです。お互いに苦労しましたね?」
幼い頃に会ったきりとは言え面影が残っている彼は、そう微笑んで。
「コウ、と呼んでも構わないでしょうか?」
と聞いてきた。
私の気持ちを考えて、レティアではなくちゃんとコウと呼んでくれる、相変わらず優しい人だ。
「勿論です、クリア先輩。よろしくお願いします」
笑顔でそう返せば他の4人も声を掛けてくる。
「俺はダン、よろしく」
「私はユーリよ、よろしくね」
「僕はミックだよ、よろしくね」
「私、エミ。よろしく」
すると、魔法が下手だと言われた2年生の先輩も挨拶する。
「ネルです。ご迷惑をお掛けします。よろしくお願いします」
ちょっとオドオドするネル先輩。
3年生にあれだけ言われてれば怯えるか。
「サフィアスです。サフィと呼んで下さい。よろしくお願いします」
「コウです。よろしくお願いします」
サフィ先輩に続いて取り敢えず私も挨拶して、チーム8人の顔合わせが済んだのだが。
「僕達はあくまでも2年生の依頼の手伝いだから、リーダーは君達で決めてね」
ミック先輩の一言でサフィ先輩とネル先輩が私を見た。
イヤイヤイヤ?
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