光の在処

私が死んだ日

―――黙って１人で逃げてごめんね。原島さんが好きだったよ。でももう無理なんだ。君も自分も守れる位強ければ良かったのに。バイバイ。

これが私に宛てた文章だった。

うん。ゴメン。

私は友達として影山君が好きだったけど、それ以上の感情は無いや。

考えて込んでる間に、平井先生が入って来て、私の前に座る。

「原島、誰にやられた？」

白々しくそう聞くので、はっきり言ってやる。

「何時もの４人ですよ。先生がご存知の」

「何時もの４人とは？平井先生」

丁度、保健室にやって来た校長先生が聞いていた様で、平井先生に詰め寄る。

「いえっ、僕は何も……」

そう言いながら、私を睨む平井先生。

「私の荷物をゴミ箱に捨てたあの４人です。先生があの４人がやったの見てて、教えてくれたんじゃないですか」

知らないフリをしようとしたので、止めを刺してやる。

「っ！平井先生！どういう事ですか！イジメは無いと言ってませんでしたか!?嘘だったんですか!?」

「や、これは、その……原島っ、おまえっ！」

校長先生に問い詰められて、余計な事を！と私を睨み付けてきた。

自業自得だろうが。