まさかの遭遇…

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僕は嘘があまり得意ではないため、正直に『この世界のアニメ文化に殺されました』と言ったら『『はぁ?』』という顔をされたためまじめに説明した… 「ナ、ナイトリバーさん死んじゃったんですか!? 痛くないですか!? 大丈夫ですか!?」 「え、えっと…すいませんナイトリバーと呼ぶのやめてください」 冗談で言ったのでそう呼ばれるのはなんだか恥ずかしい…それにしてもレーネさんは優しい性格で初対面の僕にも気を使ってくれる人のようだ…で、その兄の霧さんであるが… 「すまんかった!!」 と言って今僕に土下座しています…責任感じたんですかね? 別に僕は始めから怒ってなかったんだけどね。面倒くさいから黙っておこうかな…? 「ど、どうしたんですか兄さん土下座だなんて…あ、さっきの件で謝ってるの?」 さっき…?僕がミラボレアスに殺されたあれのこと? それにしても生き返らせてくれたようだしチャラでしょ。 それか… 「お前が死んだのは俺がアニメ文化の技を酷使した余波でなんだろ? じゃあ俺が殺したみたいなものだ…」 そう言って再び地面に顔をつける霧さん。だから怒ってないって…そう言おうとしたとき… 「へぇ…兄さんのせいでナイトリバーさんが死んだんですか…」 「えっと…レーネさん僕怒ってないのでその殺気やめてください…怖いです」 「あ…ごめんなさいナイトリバーさん…でもいいんですか? 兄さんが殺したようなものなんですよ?」 「そうだぜ…? 今更償いようがないけどな…そういえばお前神様とやらに力をもらったようだが何で使わなかったんだ?」 切り替え早いですね霧さん…レーネさんは初対面の僕に甘すぎです。 力ねぇ…恐怖ですっかり忘れてたよ。だってただの高校生があんな状況で何かできるわけないじゃないですか。 というか霧さんは誰に力をもらったのでしょうか? 「だって…僕虫すら殺せないですし それに降りてきた瞬間燃やされるとも思わないじゃないですか・・・・」 僕の言葉を聞いて再び土下座する霧さん。レーネさんは霧さんの頭を踏んで『もっと謝りなさい!! ナイトリバーさんがかわいそうです…』という。ちょっと…兄の頭踏んじゃダメだろう…
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