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なんか気持ち悪いなぁ…他人の何かが自分の中に入ってくるなんて…そんなことを考えていたら僕の表情を読んだのか
「え…私に触られると嫌なんですか!?」
と何を勘違いしているのかまた泣きそうになっている。同い年のはずだよね年聞いてないけど…
「違いますから…それよりわかりましたから力流すのストップしてください気持ち悪い…あ」
言っちゃった…その言葉を聞いて『え…わ、私…気持ち悪いんですかぁ…? あはは…ですよね、元魔盲の私なんて…』とすごく悲しそうな顔をしている…どうしよう…
見かねたのか受付さんが『ちょっと落ち着きなさいよ…あの子の顔見なさい やっちゃった感にあふれてるでしょ?あれ本心よ』
「何言ってるんですかあああああああああああああ!! 違いますから!! 魔力流されて体に違和感を感じて気持ち悪いといっただけですからね?」
つい叫んでしまった…霧さんは『だろうな』と納得顔。受付さんは『えへっ☆』と言って悪びれない。
でもレーネさんは…
「本当なんですか…? 本当に嫌いじゃないんですよね…?」
と信じてくれないようだ…というかさっき聞き逃したけどやっぱりレーネさん元魔盲だったんだね。
それ言った瞬間霧さんが『あ…』と言ってたから本当みたいだし。
「本当ですよ…姉さんのことを嫌いになるわけないでしょ?」
これから一緒に住むんだしレーネさんでは他人行儀かな…と思って変更してみた。
反応はどうかな…?
そう思ってたら…
「きゃああ!!しーちゃんかわいいです!!」ガバッ
「ちょっと?」
再び抱きしめられる僕…なんだか男として情けないような…手持無沙汰な二人を見ると受付さんは『またリア充が誕生しそうですね…』と苦笑している。そして霧さんは…
「俺の妹がこんなに萌えに弱いわけない…ま、いいかw」
何だかわからんが納得された…何にだろうか?
十五分後離され自分で魔力を感じ、水晶に触ることに…
少し時間がかかったが何とか力を感じ触れてみる…
そういえば僕の魔力ここで生まれていたら持っていたはずの魔力だよね…どうなるんだろ
さぁ、結果は…?
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