830人が本棚に入れています
本棚に追加
/177ページ
『8』
「「「「・・・・・・・」」」」
ええと…どうリアクションしたらいいのかわからないや
みんなも僕の反応がないのを気にしてか何も言わない。いや…霧さんだけは
「…くふ…」
と笑いをこらえているようだ…笑えばいいじゃないか…もう知らない僕…
「しーちゃん元気出してください…一生私が守りますから…」
そう言って僕の肩に手を置く姉さん…同情するなら魔力くれ~という感じだね。
まぁ、戦うつもりないし別にいいんだけどね。
「ええと…8ね…まぁないよりましじゃないかな? 次属性測ってみようか…」
そう言って別の水晶玉を取り出す受付さん。ないよりましって…火の玉すら出ないと思うんですが?
そう言ってやりたい気分だが言っても仕方ないと思いさっきと同じように力を流す…前に二人がどんな属性を持ってるのか聞いてみよう。
「霧さんと姉さんはどんな属性を持ってるんですか?」
いきなりの質問なので少し戸惑ったようだがすぐに返す二人。
「霧でいいぞ銘葉 俺は無属性と…創造だな 魔力はたぶん無限だと思う…」
少し申し訳なさそうに言う霧さ…霧。別に創造属性のことを気にすることないのに…って魔力無限なんてあるんだ。
「私はお姉ちゃんと呼んでください「「「強制?」」」うるさいですね…属性は風と紫電、魔力は十億超えてるはずですよ」
この家族やだぁ…というか紫電って雷属性か何かの強化版ですか? 主人公ならすべての属性持ってると思ったのですが…
「しーちゃん、家族ですから敬語いらないですよ? 私もやめますからやめていいですよ?」
どうやら姉さんは家族以外には敬語だそうだ…僕?僕は目上の人に使う程度ですが何か?
「じゃあやりますよっと…」
魔力を込めると水晶玉が白く濁る…理科の実験ですか?
後ろを見てみると三人とも『『『?』』」という表情をしている。希少属性だったのかな? その辺の話聞いておけばよかったかも…
最初のコメントを投稿しよう!